初めての合同会社設立(13)e-Taxで源泉所得税の振込手続きを行う
合同会社設立後、毎月、一定額の役員報酬(給与)を、会社から役員に支払います(必ず、1年間は一定額でなければなりません。一定にしないと、損金に算定されず、大変な税金負担になります。)。毎月の給与支払い日の翌月10日までに、
会社が、税務署に、源泉徴収税を納付する
必要があります。これは、e-Taxで行います。やってみます。24時間ではなく、微妙に土日はほとんど手続きができません。やっている時間は以下のような感じです。
初めての合同会社設立 目次
- (1)「freee会社設立」に従って予定をたてる
- 会社の印鑑セットが届きました!
- (2)代表者印鑑を区役所で印鑑登録したのち「freee会社設立」2ページ目に印鑑証明書をアップロード
- (3)さくらドメインで独自ドメイン取得(1年1886円)とさくらレンタルサーバー(スタンダードで1ヶ月524円)へネームサーバ登録
- (4)「法人設立ワンストップサービス」で電子申請(2021年3月以降は最速24hで登記完了!?)
- (5)定款その他のファイルに「みんなの電子署名」で無料で電子署名を行ってイザ送信
- (6)電子納付の額が未記入であったため納付のお知らせが来ず焦り、定款の電子署名は申請用総合ソフトで平日21時までに行う必要があり苦労しました
- (7)24時間以上かかったけど、無事登記完了
- (8)登記完了したので「登記・供託オンライン申請システム」(法務省)で「登記事項証明書」(履歴事項証明書)の申請を行う(税務署・年金事務所手続きの前の準備)
- (9)よくわからないけどe-Gov電子申請に登録してみる
- (10)「履歴事項証明書」が届いたので「法人設立ワンストップサービス」で税務署・地方公共団体・年金事務所に各種申請を行う
- (11)住信SBI銀行に法人口座開設申込みをするも撃沈
- (12)自分に支払う役員報酬の振込額を計算する
- (13)e-Taxで源泉所得税の振込手続きを行う
e-Taxの初期設定
e-Tax, たしか、法人設立ワンストップサービスで、IDを登録しましたが、それでも、初期設定が必要だそうです。
Chromeでやります。まずは、Chrome拡張機能を登録します。
事前準備に進みます。
事前準備セットアップをダウンロードしてインストールします。いったん、Chromeを終了します。
数分でインストールされます。以下の選択肢では、いいえ を選びました。
以下のページが開くので、「ログイン」をクリックします。
過去に法人設立ワンストップサービスで、e-Taxの申し込みをしており、PDFファイルで番号と仮の暗証番号をダウンロードしてありました。
まずは、「利用者情報の登録・確認・変更」をクリックして、行います。
指示に従って、やっていきます。
またがっつり以下の項目を入力します。
必要事項を入力後、次へ をクリックします。
入力後、次へ をクリック
秘密の質問と答えを登録後、「電子証明書を」登録しないで、次へ をクリックしても、電子証明書以外を登録することができ、次へ進むことができます。
役員報酬(給与)の所得税の源泉徴収額の納付手続きを行う
なお、今回は、
11月15日締めの11月分の役員報酬を、
11月25日に振り込む。
その源泉徴収額を、12月10日までに納付する。
ということを行います。
上記のように初期設定を行うと、https://www.e-tax.nta.go.jp/uketsuke/msgbox.htm から、e-Taxへログイン後のメインメニューで、真ん中の「申告・申請・納税」がクリックできるようになりますので、そちらをクリックします。
新規作成 の、「操作に進む」をクリック。
徴収高計算書を提出する > 給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(一般) をクリック。
自動的に税務署が選択されるので、そのまま、次へ をクリック。
令和3年11月分(11月25日に給与振り込みを行った分なので、11月分)とし、俸給・給料等のチェックボックスをONにします。
なお、納期などの区分の右上のはてなマークをクリックすると、以下のように表示されますので、参考にします。「はてなマーク」はとりあえずクリックして、いろいろ読んでおいた方がよさそうです。
次ページは、例えば、以下のように入力します。手取り額(銀行口座振込額)の計算方法については、こちらをご覧ください。
なお、よくある、給料を翌月振込の法人の場合(例えば15日締め or 月末締め → 翌月20日に振り込み)は、
摘要 のところを、「令和3年10月分」などのように、1カ月前の分を記載する
ことになります。これは注意が必要です。今回は、15日締め、同月25日支払いなので、以下のようになります。次へ をクリックします。
次へ をクリックします。
送信 をクリックします。
次のページをPDFで保存したのち、「受診通知の確認」をクリックします。
なんだか難しそうです。クレジットカード納付は事実上無理で、インターネットバンキングしかできなさそうです。なお、インターネットバンキングは、住信SBI銀行は不可で、
- 楽天銀行
- ゆうちょ銀行
- みずほ銀行などの大手銀行
が可能なようです。ATMでの振り込みは不可能なのでしょうか、、、
→事実上、「電子納税」のインターネットバンキングを見て、PayEasyで支払いをするのがよさそうです。私はそれで行っています。