今更ですが、phaさんの本を読んで考えさせられたこと

こんにちは。

ずっと気になっていたものの、ニートが書いた本って、面白いの?みたいな疑いのまなざしで見ており、(失礼!)なかなか読もうという気持ちになりませんでしたが、「人生に疲れた人へ」書かれた本だというので、ちょうど疲れていたタイミングで、手に取ることになりました。

京大卒のニート、phaさんの本です。

 

 

読んでみて、ただただ感心させられることばかり。

蛍光を引きまくって、振り返るところだらけ!

こんなに論理的にニートしてるなんて、生半可な気持ちでニートしてるわけではないのですね。

読み終えて、本当に気が楽になったというか。もっと気楽に生きていいのだなーと思えるようになりました。

 

 

生きるにおいて本当に大事なことは何かというと、「一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること」と「自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せ感じられるかをちゃんと把握すること」の二つだと僕は思う。

この二つのことをきちんと大事にして生きていれば、あとは何とかなりそうです。

むしろ、

何もしたくないときはひたすら何もしないのがいい。

(中略)

大抵の悩みごとは休息を十分にとれば半分くらい解決する。

らしい。

こんな風に生きていければほんとうに素晴らしいでしょうねェ。

ついつい、何もしていないことに後ろめたさを感じ自己嫌悪に陥ったり、他人に悪く思われるかもなんて心配したりして、結局だるいから何もしなーいというのは実現できないのですよ。

ですが、著者は言うのです。

本当は、絶対にやらなければいけないことというのはそんなにないのだ。

まあ、そうかもしれません。

要は、みんななにもせずにぼーっとしているのが苦手だから、何か意味のありそうなことを見つけてやって時間を潰しているだけ、ということが世の中には多い気がするのだ。

そして、

自分の生き方や価値基準と他の人間の生き方や価値基準は全く違うものだし、他人と自分を比べても仕方ないものだと思う。

とか、

世の中は多種多様な価値観で溢れているのでいちいち全部の人の意見を聞いていたらキリがないし、自分が信頼する人間の意見以外は聞かなくていいと思っている。

とか、

今の世の中のメインになっている価値観は絶対的なものじゃなくて、それはここ何十年かで出てきた一時的なものに過ぎない

とか、他人の目を気にしても仕方ないなーというのは本当にそう思います。

かといって、全く気にしないのって、どうしたらいいのでしょう?

「ああ、別の宗教の人だな」と思ってほっとけばいい。

らしいです。

これ、いいですよね。別の宗教の人(*´艸`*)

 

 

他にも何度も読み返したいところが盛りだくさんな本でした♪

読んで何もしたくなくなる、というより、何かしたくてうずうずしちゃう本。

とてもいい本を読みました(*´▽`*)