「ルポ貧困大国アメリカ」を読んで(1)
経済について勉強中です。
この難しげなタイトルの本ですが、シリーズになっており、人々はいかにあっけなく経済破綻していくかが描かれて、読みながら背筋がぞーっとします:( •ᾥ•):
5年前に読んだときはぞっとしましたが、もう一度読み返してみています。
全部で4章あり、今日は第1章の感想。
第1章 貧困が生み出す肥満国民
●ニクソン大統領時代(1969年-1974年)
ソ連との冷戦時代で、「郊外庭付き一戸建てに白人サラリーマンの夫、かわいらしい妻と3人の子供」といったイメージの中流家庭の生活をすべての国民が手に入れられることをアメリカの理想とし、ソ連より優位に立つことを目指した、、、らしい。
しかし、その後、不況→インフレを招き、その打開策として「新自由主義」が登場(ちなみに、1985年にソ連は弱体化)
●レーガン大統領時代(1981年-1989年)
大企業の競争力を高めることで経済を上向かせることを目的とし、規制緩和、法人税率軽減、労働者に厳しく社会保障削減といった政策に転換(日本の小泉首相、現在(2015年ころ)の安倍首相の政策も基本的に同じであろう)
その後、中流層はなくなり、貧困層が激増したとのこと。
(参考)日米の貧困率の推移
(このグラフを見ても、アメリカでは貧困層数は増えているが、貧困率はあまり変わらないように見える。日本では貧困率は2000年から2010年にかけて、明らかに上昇しているように見える。)
http://www.logistics-costdown.com/professional/2012/11/1105.html
http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/51728450.html
「貧困、低福祉」→「学校給食は予算がない」→「人件費削減etc」→「給食が、安価で高カロリーなインスタント食品、ジャンクフード」→「子供が肥満」
大人も、
「貧困、低福祉」→「安価で高カロリーな食品」→「肥満」
という流れらしい。
そういえば、小学生のころ、まだ日本でバブルがはじける直前に、父親の仕事の関係でアメリカのど田舎の現地の公立小学校に行っておりました。
とにかく、カフェテリアの昼食のメニューがおいしくなさすぎて閉口したのを覚えています。翌日から、母親にお弁当を毎日作ってもらいました。感謝ヽ(´∀`*)ノ
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