「アドラーに学ぶよく生きるために働くということ」を読んで(2)
アドラーに学ぶよく生きるために働くということ [ 岸見一郎 ] 価格:842円 |
先日、本を読みまして、その感想を書き始めたものの、
結局感想までたどりつかずに終わったのでした。
その記事はこちら↓
その後、すっかり続きを書くのを忘れて遊びほうけていました。
今話題のポケモンGOにはまっていたのです。。。
(≧∇≦)キャー♪
ということで、忘れないうちに今度こそ感想を書こうと思います。
自己啓発本と言えば、とても分かりやすい言葉で簡潔に、
「~したければ、~しなさい」みたいなことが
まるでマニュアルのように書かれていることが多いと思いますが、
この本はそんなマニュアルを探しながら読むと
とても期待外れなことになってしまいます。
著者は大きな病気や親の介護などを体験する中で、
働くということについてずっと考えてこられており、
アドラーという哲学者の哲学を中心に、リルケやプラトンなどの思想も踏まえつつ、
「なぜ働くのか」というところから始まり、
幸せな働き方について、著者の考えた内容が展開されます。
貢献感
まず仕事には貢献感というのが大事だそうです。
自分が誰かの役に立っているという貢献感が、仕事のやりがいを感じる元であり、
それによって自分の価値を感じることができるのです。
それは家事であっても同じこと。
向いていない仕事
向いていない仕事を無理にやり続ける必要はない、ということですが、
向いているかいないかは実際やってみないと分からないし、
実は知識不足や努力不足で向いていないと感じてしまっているだけかもしれないし、
あるいは職場の人間関係のせいで、向いていないと感じているだけかもしれないのです。
つまり、向いていないかどうかと簡単には判断できない、ということです。
この本では、職場の上司と部下の関係についても触れられております。
やる気がでない
本の中ではある一項目でしかないのですが、これが一番知りたいところです。
やる気がでない、というのは実際には事実とは違っていて、
仕事から逃げたいと思っている人が、仕事をしないための言い訳にしているに過ぎない
と、びしっと指摘されました。
待っていてもやる気は出てこないので、何か工夫をしなさい!
ああ胸が痛い(ノ_-;)ハア…
そうでしょうね、と思っていたことを淡々と書かれていて、
読みながら本当に胸が痛みました。
とりあえず、また本に逃げるかもしれませんけど、TODOリストを作ってみます。
- 目の前の仕事を整理する
- 目の前の仕事から逃げない工夫をする
- 目の前の仕事をする
- それでもやる気が出ないときは、向いていないか考える