『いちばんやさしいブロックチェーンの教本』はとっても面白かったけど、結構難しくて内容は半分も理解できず

2018年1月24日

お金2.0』を読んで、2020年代は『ビットコイン』を始めとするブロックチェーンの時代が到来すると妄信し、勉強しなきゃと思って、ブロックチェーンの本を読み始めているkabocha夫です。

とりあえず、『いちばんやさしいブロックチェーンの教本』という本を読んでみました。

あとがきに記載のあるように、「1(超初心者)から5(上級者)の5段階評価で2から4を説明する本を目指したと」のことからも、全体的に結構難しい話でしたが、極力分かりやすく記載されており、1回目読むのに3日間くらいかかりました。

ブロックチェーンとはどういうものか、また、ブロックチェーンが近未来にどのように応用されるであろうかについて、概論が分かりやすくまとまっていました。

ブロックチェーンの具体的なプログラミングやビジネス応用などの記載はありませんが、『ブロックチェーンって何?』という方にはおすすめの1冊です。

以下に、kabocha夫が印象に残ったことを列挙します。

 

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1.ブロックチェーンとは?

いちばんやさしいブロックチェーンの教本』のLesson1によると、

「ブロックチェーン」とは、「正しい記録しかできない、変更できない、消せない、改ざんできない、壊れても自動修復される、落ちない、みんなに合意された情報だけが有効と認識される、ネットワーク共有型のデータベース」

とのことです。さっぱりわかりません。その他にも、「ブロックチェーン」の定義は狭義と広義といろいろあるらしいのですが、広義の「ブロックチェーン」として、

「分散型台帳技術(Distributed Ledger Technology : DLT)」

という定義の仕方があるそうです。これは

(1)暗号化技術を駆使して

(2)ネットワーク上の複数のコンピュータに分散してデータを保持して

(3)分散されているので停止する可能性がほぼゼロ(高可用性)であり

(4)分散保存されたデータは同一性が保障される仕組み

だそうです。これでも、しっくりきません。これの解説を一冊の本にまとめたのが上記の本なのですから。。。

ブロックチェーンの実装の一つとして、「ビットコイン」という、仮想通貨(暗号通貨)があります。

「ビットコイン」とは、

(1)暗号化技術により他人にコピーされない

(2)分散化技術により(ほぼ)絶対にシステムが停止しない、

(3)また、分散化技術により、ネットワークに「中心」がない

(4)決済台帳記帳システム

であると言えると思います。(ここはkabocha夫の勝手な理解ですので、間違っているかもしれません。)

 

2.ビットコインと電子マネーの違い

いちばんやさしいブロックチェーンの教本』のLesson 08によると、

●電子マネー:利用の前提に、発行者に対する信用がある(中央集権制)

→発行者がズルをすると、電子マネーは増やしたり減らしたりできる。

●ビットコイン:ネットワーク参加者が自分たちで信用を作りあげる(分散化)

→管理者不在のため、プログラムに穴が無ければ、誰も不正をすることができない。

 

3.ビットコインのリスク

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出典:
coincheck

いちばんやさしいブロックチェーンの教本』のLesson 14 によると、以下のリスクがあるそうです。

(1)秘密鍵の紛失リスク

ビットコインのウォレットの秘密鍵(銀行口座の暗証番号に相当するもの)を紛失すると、ウォレットの中の資産は永久に失われてしまう。

(2)取引所、または取引所から他社に盗難されるリスク

取引所のウォレットを利用している場合、秘密鍵がサービス事業者に知られていることになるため、事業者側からビットコインを盗難される可能性がゼロではない。

(3)ビットコイン(BTC)の、円(JPY)や、USドル(USD)に対する価値が下がるリスク

2018年1月現在、BTC/JPYは絶賛下降中です。

kabocha夫は2018/1/20にbitFlyerで、1 BTC=1,422,315 JPYのときに0.01BTC購入しました(約1万4千円)が、3日後の現在、すでに0.01BTC = 11,511 円まで値下がりしており、3日で資産の20%が溶けたことになります。やばいですねこれは。

 

4.(脱線)ビットコインのチャート(日足)を読んでみる

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出典:coincheck

なぜ2018/1/20にビットコインを購入したかなのですが、とりあえず、負けても大やけどはしない値段で、ビットコインというものを実際に触り、勉強してみたかったからです。

でも、チャート的には、私には、しばらくは下げにしか見えません。

上記チャートにkabocha夫が独断と偏見で線を引くと、以下のように、2018/1/16に三角保ち合い(さんかくもちあい)の低値150万円を完全に下抜けています。これは、

「下げサイン」

です。

さらに、2018/1/21に、その150万円越えをtryするも、完全に150万円の壁にたたき落とされ、完全に下落トレンドと思われます。

目指すは、2017年10月から11月頃うろうろしていた、80万円となります。

2018/1/23現在、BTC(/JPY)は115万円まで下がっていますが、一旦、80万円までは下がるとテクニカル的には予想されます。たぶん、1月中に80万円は割るのではないかと勝手に予想します。

しかし、kabocha夫、残念ながら、ビットコインのshort(売りから入る)ポジションをとることは、怖くてできません。

三角保ち合いの解説については、以下をご覧いただければ幸いです。

https://billion.saikyou.biz/?p=2163

※投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断にてお願いいたします。

 

5.IoTとは何か?

IoT(Internet of Things)って言葉を数年前から聞いていたのですが、結局何のことかさっぱりわかりませんでした。

いちばんやさしいブロックチェーンの教本』のLesson 51で、初めて、

IoT(Internet of Things)とは、「インターネットに接続したモノ」

ということが分かりました。つまり、何でも、インターネットにつながっていれば、すべて、IoTと言うのですね。

っていうか、2018年現在、ほとんどのモノがIoTの気がしないでもないですが、まだ、冷蔵庫や洗濯機はインターネットにつながっていないことが多いとは思います。

イマドキの人は、しょっちゅう、スマホの画面を見ていますので、ヒトこそ、IoTかもと思ってしまいます。(電脳化ももうすぐ!?)

そういえば、スウェーデンだかどこかで、社員の手にチップを埋め込んで、出退勤管理をしていた会社があったと2017年頃のニュースで読んだ気がします。恐ろしい。。。

 

6.ビットコインについてしっかり入門したいときは、この本は非常におすすめです

知識ゼロから、ビットコインとは何か?、から、ビットコインの背景であるブロックチェーンという技術の応用の将来性について幅広く、面白く知識を得ることができます。

まず最初にこの本を読むと、ビットコインのニュースの内容が分かりやすくなりますし、もう少し難しい本も読めるようになるのではないかと思います。

 

次は、ビットコインもどきである「イーサリアム」について、勉強してみたいと思います。